引窓

今月15日は八幡市の石清水八幡宮にて
勅祭・石清水祭が催行されますね。
例年であれば真夜中にも関わらず
結構参拝者も多くにぎやかに執り行われていますが、
やはり今年はコロナの影響で
いろいろと制限がある中での催行のようです。
ちょっと残念。

さて、歌舞伎の演目に
「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」
という人気作品があります。
九段からなる作品なのですが、
本日のタイトル「引窓」はその中でも特に人気で
現代でも何度も上演されています。
(あらすじは長いので割愛。「引窓」で出てきます。)
最近では片岡仁左衛門と松本幸四郎も演じました。

この「引窓」の舞台が、
放生会(石清水祭)前日の八幡なのです。

派手な立ち回りなどはないのですが、
義理と人情にあふれた、心地よいお話です。
ちなみに、放生会前日 というのがミソ。

そして、セリフの中に
「八幡」や「橋本」「楠葉」といった地名が
出てくるのが、ちょっと嬉しい。